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花咲たもぎ茸を生産しているあさぎり町は、白髪岳・国見岳等の連山によって宮崎県との県境をなす熊本県・南東部に位置する町です。町の中央部には、日本三急流のひとつ球磨川が流れ、盆地特有の内陸性気候により、町名の由来となった霧が年間を通じ発生します。秋から春先にかけては、昼近くまで、乳白色の霧にすっぽり覆われる日もあります。
豊かな自然がもたらす清澄な空気と水、そして肥沃な大地が生みだす滋養に富む農作物。あさぎり町は、自然の恵みを身近に感じることのできる、まさに大自然に抱かれた町なのです。
あさぎり町には、日本で唯一「幸福」の文字がつく『おかどめ幸福駅』があります。名前の由来は、この駅に隣接している『岡留熊野座神社』。縁結びや夫婦円満にご利益があり、幸福神社として親しまれています。
また、町花である『リュウキンカ』は、初夏に可憐な黄色の花を咲かせますが、その花言葉は「必ず来る幸福」。あさぎり町が国内での自生の南限とされています。
そして、町鳥の『ヒバリ』。晴れた日に空高く舞い上がり、美しい声で鳴くことから、<美>や<喜び>または<上昇>を連想させ、欧米では幸福をもたらす鳥といわれています。
人吉球磨の領主であった相良氏は、日本史上稀有ともいえる700年という長きにわたりこの地を統治しました。人吉球磨の急峻な山地は、外敵の侵入を阻み、同時に幕府からの監視の目も届きにくかったことにより、領主と民衆が共に社寺や仏像、神楽等の信仰を守り、食や遊戯等の慣習を育みながら独自の文化を形成し醸成しました。
2015年に、人吉球磨の10市町村が、「相良700年が生んだ保守と進取の文化~日本でもっとも豊かな隠れ里-人吉球磨~」として日本遺産に認定されました。
この地に受け継がれている伝承、風習、有形・無形の文化財、食文化など、この地域に暮らす人々のストーリーが魅力あるものとして認められたといえます。